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「天の穴事件」
Gravity Hall Incident
本来地に対して垂直下向きに働くはずの重力が突如逆行し、地上のあらゆるものが天に吸い込まれた。そしてそれに伴い地上からは「言語」が喪失。
世界各国は重力逆行による「韻子」の消失をその原因と断定した。
事件そのものの原因は不明。
「天」
The EXOSPHERE/ Out of the Karman
「天の穴事件」以降突如空に現れた謎の浮遊大陸。それは宇宙ゴミ(デブリ)や人工衛星、さらに地上から天に落ちていった車や道路、建物の残骸などが合わさって出来上がっている。
この超大陸が太陽からの光の大部分を遮断しているため、地上の平均気温は大幅に下降。現在地表は常に極寒状態となっている。
また、この大陸が誕生した際に軍事用・通信用・気象観測用など、あらゆる人工衛星が大陸に飲み込まれてしまい、大きな混乱を生じさせた。
今世界にはカルマンラインを境として、地上に向かう重力と、天に向かう重力の2つが存在している。
天地奏奪
ExoEndo Wars
「天の穴事件」から数年後。
太陽の光が届かない地域・国家は地下に中枢機能を移し、さらに世界各国が現状解決を図るべく対応を協議した。
空を、通信を、太陽の光を、失われた言語を取り戻すため。
事件の原因究明、浮遊大陸の破壊、そして天に住むとされる人間の拘束を目的とした「天地奏奪作戦」の実行が速やかに承認された。
現在は地下エネルギーが豊富に利用できる「UNDER日本地区」に天地奏奪作戦総合司令室が設置されている。
韻子
Anima Mundi
「音」「音程」「発音」を「言語」として意味を持たせるために存在する粒子。
重力の影響を強く受けるとされ、「天の穴事件」で上空に多くの韻子が放出され、それに伴い地上からは言語が喪失。
なお、音声としての言語が消滅しただけであり、各国の文字体系は存続しているが、「発声」を失ったことが各言語に与える将来的な影響は計り知れない。
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